SSブログ
司法試験 ブログトップ

法学部生がオススメする!司法試験予備試験に1年で合格するオススメの参考書や勉強法は??❶民法編 [司法試験]

0000.jpg

こんにちは!

最近話題の司法試験予備試験

今年の試験ではついに合格者数が400人を超えたということで、いよいよ法科大学院(ロースクール)にかわり本流へと舵を切っているのだなあと感じています。

司法試験予備試験とは、元々は経済的事情で法科大学院へ行けない学生のために設けられた試験で、これに合格すると法科大学院を卒業せずとも司法試験の受験資格が与えられます

この試験、実は受験資格に年齢制限がないんです!つまり高校生でも社会人でも合格することは可能!!

しかし、合格率は3%(2016年現在)と、厳しい結果となっています。

ただし、最近では大学の学部1年生で短答式試験に合格するツワモノや、学部2年で最終合格する学生も出てきています。

そこで、実際にこれらの学生のように1年で合格するための最短の学習法を予備校本と言われる参考書を中心に今日は民法の参考書をご紹介していきます^^


民法


まず、大学に入った法学部生が最初に勉強するのがこの科目になります。
民法を0から始めるには、このタクティクス民法がオススメです。
この問題集は、星1〜4で問題がレベル分けされていて、基本中の基本の問題から司法試験の短答式試験まで載っています。
まず法律の勉強を始めるのに適した一冊です。

タクティクスアドバンス 民法 2017

タクティクスアドバンス 民法 2017

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 商事法務
  • 発売日: 2016/10/13
  • メディア: 単行本



タクティクスを1ヶ月程度である程度終わったら、次にご紹介する辰巳法律研究所から出ている「えんしゅう本」を使いましょう。
この本は実際の司法試験よりも簡単な事例が載っていて、論文の書き方を勉強できます。
最初に過去問から入るのは重すぎますから、このえんしゅう本でまずは簡単な論文式試験対策をしましょう。大学生なら、法学部の定期試験の内容(94条2項など)ともかぶるので、買っていて損はないです。


新司法試験論文えんしゅう本〈3〉民事系民法

新司法試験論文えんしゅう本〈3〉民事系民法

  • 作者: 辰已法律研究所
  • 出版社/メーカー: 辰已法律研究所
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本



また、これらを勉強する際には片手間に択一六法と言われる、条文ごとの趣旨規範(判例はどういう基準を採用しているのかを書いたもの)を使いましょう。
オススメはLECから出ているこちらの本です。
これを使うことによって民法のややこしい部分が図解によって分かりやすくなります。


2017年版 司法試験&予備試験 完全整理択一六法 民法 (司法試験&予備試験対策シリーズ)

2017年版 司法試験&予備試験 完全整理択一六法 民法 (司法試験&予備試験対策シリーズ)

  • 作者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 司法試験部
  • 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
  • 発売日: 2016/09/11
  • メディア: 単行本



ある程度勉強が進んできたら、いわゆる実践的な問題集に手をつけましょう。
中でもオススメなのが、こちらの参考書です。
旧司法試験と新司法試験の過去問が載っている、いわゆる過去問集です。
ただしこれはあくまで問題と解答しか載っていないため、解説が必要なレベルの受験生はまだ手をつけないほうが無難でしょう。

司法試験・予備試験 スタンダード100 (2) 民法 2017年 (司法試験・予備試験 論文合格答案集)

司法試験・予備試験 スタンダード100 (2) 民法 2017年 (司法試験・予備試験 論文合格答案集)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早稲田経営出版
  • 発売日: 2016/10/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




では次回は刑法について御紹介します!

司法試験予備試験って・・・?合格率は?本当のところの難易度は??2015年版 [司法試験]

photo01.jpg
司法試験予備試験とは?
司法試験予備試験は、法科大学院に進学しなくても、その合格によって司法試験受験資格を得られる試験です。 内容は、法科大学院修了程度の力を受験生が身につけているか否かを判断するものとなります。 これまでは、法律家を目指す多くの方が、法科大学院ルートは経済的・時間的コストが大きいため、法律家を目指すことにためらいを感じていたようです。 しかし、予備試験に合格すれば、経済的・時間的コストをほとんどかけずに法律家になることができます。

予備試験に受験資格制限ってあるの?
司法試験予備試験に受験資格制限はありません。何歳でも受験できます。つまり高校生でも受験できるわけですが実際の合格者の最年少は大学2年生、つまり19〜20歳となっています。最年長合格者は67歳(2014年)となっています。昔の旧司法試験は5年で3回といういわゆる三振制といわれる受験回数制限があったのですが、2015年から撤廃され、予備試験合格から5年間で5回、つまり毎年司法試験を受験することができるようになりました。しかし5回とも落ちてしまった場合はもう一度予備試験を受験して合格するか、法科大学院の卒業資格をもう一度得ることによってもう一度5年5回の受験資格を得なければなりません。


実際のところの合格率は・・・?
司法試験予備試験には5月の短答式試験、7月の論文式試験、11月の口述式試験があります。どこがで脱落するとまた来年〜となるため11月までの長期戦となります。とはいえど11月の口述試験の合格率は95%ほどであり、論文式試験の突破が一番の難関と言えるでしょう。

<平成26年度 予備試験データ>
   短答式試験 論文式試験   口述試験
出願者 12,622人     -      -
受験者 10,347人    1,913人   391人
受験率 82.0%    94.8%   99.7%
合格点 170点以上   210点以上 119点以上
合格者数 2,018人 392人 356人


スポンサードリンク






①短答式試験とは??

平成24年度は、出願者数9,118人、受験者数7,183人、合格者数1,711人(合格率23.8%)で、合格点は平成23年と同じ満点の61.1%の165点。
平成25年度は、出願者数11,255人、受験者数9,224人、合格者数2,017人(合格率21.9%)で、合格点は満点の62.9%の170点。
平成26年度は、出願者数12,622人、受験者数10,347人、合格者数2,018人(合格率19.5%)で、合格点は平成25年度と同じ満点の62.9%の170点。
合格点の6割強で合格というのは国家試験としては低いが、科目数が7科(憲法、刑法、民法、民事訴訟法、刑事訴訟法、行政法、商法)、出題数の極端に少ない「捨て科目」がないので、決して易しくはない。
法律科目で満点(7科目合計210点)の7割以上を得点し一般教養科目で満点(60点)の4割程度でもよしとする戦略が、一般に、論文のためにも司法試験のためにも得策。実際のところ法律科目で8〜9割を獲得し一般教養科目で0点に近くても合格している人もいる。この一般教養科目というのはいわゆる数学や英語、物理に政経・・・などさまざまな分野から出題されるため対策は極めて難しい、というかやる必要はないに等しい。東大が予備試験において圧倒的合格率を誇るのは大学受験の際にセンター試験でほとんどの科目を課されて満遍なく一般教養を得ているという側面もあるのだ。

↓合格↓

②論文式試験とは??

平成24年度は、受験者数1,643人、合格者数233人(合格率14.1%、対短答式受験者数比3.2%)、合格点は230点。
平成25年度は、受験者数1,923人、合格者数381人(合格率19.8%、対短答式受験者数比4.1%)、合格点は210点。
平成26年度は、受験者数1,913人、合格者数392人(合格率20.49%、対短答式受験者数比3.79%)、合格点は210点。
このように論文式試験の合格が予備試験合格の鍵となってくる。

↓合格↓

③口述式試験とは??

全体の受験生の5%程度しか落ちない試験。とはいえ、2週間、一日平均2時間程度は準備をした方が良い。予備校の口述試験対策講座をとることをお勧めする。
平成23年は民事訴訟法の管轄・公示送達、平成24年は刑事訴訟法の公判前整理手続の証拠開示、平成25年は民事保全法の基礎知識が出題されたため、条文を押さえておくことが必須。

↓合格↓

翌年5月の司法試験へ!!


と、こんな感じの流れになります。それぞれの勉強法について次の記事でご紹介していきます。お楽しみにっ![晴れ][晴れ][晴れ][晴れ]


スポンサードリンク




司法試験 ブログトップ
Tokyo Various Information

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。